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混沌世界の処世術②

 

BOOK&coffeeへようこそ

 

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読者の皆さんの”クリエイティブな活動を支えるしごと場”として、BOOK&coffeeがあります。
 
 
 
 
 
今回のテーマは「整理」です。
 
 
 
複雑化した世の中で、自分が生きやすい環境をつくるためにはどうすれば良いか?
そのヒントをお伝えできればと思います。
 
 
 
 
 
 
取り上げる書籍は、
『佐藤可士和の超整理術』(著:佐藤可士和)
[日本経済新聞出版社]です。
 

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 <目次>
(前回)
①「整理術」が必要である理由 
今回
②「整理術」ってそもそもなに?
 
 
 <次回以降>
③「整理術」のプロセス
④思考の整理術  
 
 
 
 
 
 

 おさらい

 
前回は「整理術」が必要である理由を題目に、なぜ「整理」が重要なのかについてをお話ししました。
 
世の中が複雑化しているがゆえに見られる糸のからまり(課題や問題)を私たちは解決できる術を持っておかなくてはいけません。
 
その糸のからまりはわたしたちの生活の心地よさに大きく関係します。
それに対処する手段がまさに「整理」というお話でした。
 
今回はその続き。
「整理」とは、そもそもなにか?についてお話を進めていきます。
 
 
 
 
 

「整理術」ってそもそもなに?

 
 
さっそくですが本題にはいっていきましょう。
 
ここから実際に本書の著者、佐藤可士和氏の整理術を実践するにあたっての大事なポイントをまとめていきます。
 
「整理術」の本質についてまずは説明します。
 
そもそもなんのために整理術が必要とされるかといえば、これは「問題解決」のためです。
 
問題とは、なにかをするにあたって、引っかかりとなっている部分のことを言います。
 
人は”何かをする”といったときは意識的にも無意識的にも、必ずなにか「目的」があるから”行動”をします。
 
整理術とは、要するにその目的を達成するにあたって、行動の邪魔になっているモノを取り除き、その目的を達成したときの状態を作り出すことを可能にしてくれる手段であると捉えてもらえればわかりやすいですね。
 
本書ではこれを「あるべき姿を見つけること」と表現しています。
 
つまり、整理術とは問題解決によって、あるべき姿を見つけるための手段というわけです。
 
 
 

「整理術」が問題解決とどう関連しているの?

 
 
では、なぜ整理術によって問題が解決できるのでしょうか
 
これは「整理」の真髄に大事なポイントがあります。
 
 そもそも整理とは、対象とするモノやコトの乱れた状態をきちんと整えて、無駄をなくすことを意味します。
 
つまり、”整理=シンプルな状態をつくりだすこと”なわけです。
 
 ここで対象としているのは「問題」、つまりなにかしらの”ひっかかり”ですから、
まずはその問題がどういうものなのかをきちんと理解する必要があります
 
いきなり戦うのではなく、まずは相手がどんな敵かを理解しておくといったところでしょうか。
 
これをおこなった上で、次にどう対処すべきかを考えます。
 
ここでポイントとなるのが、どういう視点から問題を見るかということです。
 
本書ではこの点を「視点導入」と表現されています。
 
視点導入は、「どの視点から対象を捉えるかによって問題の見え方が異なる」から重要視されるわけです。
 
例えば、A君という人物がいたとします。
 
A君はとても勉強熱心で、夢は起業をして会社経営のようですが、いまいち大きな一歩を踏み出せずにいます。
 
彼は前に進むための足取りが重く、なかなか行動できないでいることを自分でも悩んでいるようです。
 
さて、この話でA君にとって「問題」となっているのは一体なんでしょうか?
 
彼にとっての「問題」、それは「自分の行動力の物足りなさ」ですね。
 
A君は自分では”ダメなところ”と捉えているようですが、果たして本当にそうでしょうか?
 
では実際に問題に対する”視点”に注目してみます。
 
A君はどうやら「自分はいつも弱気な人間なんだ」という視点で見ている可能性が高そうです。
 
なにをするにも自信がない、失敗するかもしれないといったプレッシャーに敏感になっているのかもしれません。
 
ではA君とは違う視点で見てみましょう。
 
なぜ「行動力が物足りないか」を考えてみますと、
例えばその理由から、彼が「物事に対して慎重である」と見ることもできます。
 
つまり、A君は自分が行動する価値があるかどうかを見極めたり、リスク計算をしていると見ることができるのです。
 
こう捉えれば、さっきよりもポジティブに問題を捉えることができるのではないでしょうか。
 
以上の例から、同じ問題であっても”視点”を変えることで、その捉え方が変わるということを実感していただけたと思います。
 
 
 
 
 

視点を見つける=アイデアの糸口を見つける

 
 
整理することの真髄は「視点導入」にあることを説明しました。
 
 
とはいえ、視点を見つけたからといって、まだ問題が解決されたわけではありません。
 
もちろん続きがあります。
 
なぜ視点を見出すことに意味があるのかといえば、それは問題へのアプローチ(道すじ)を明らかにするためです。
 
問題を解決するには、そのための”答え”が必要です。
 
その”答え”を見つけたときにやっと、解決できたといえます。
 
つまり、視点を見つけることは問題解決の糸口を見つけることなのです。
 
佐藤氏はこれを「アイデアの糸口の発見」と言っています。
 
視点を見つけることで、
問題解決のヒントとなる発想を生み出すことができるため、その重要性に説得力が出てくるのです。
 
よって、
その考えた視点によって、問題解決の道のりは近道になったり、逆に遠回りになったり。
視点によってアプローチの手段が左右されることも容易に想定がつきます。
 
そう考えると、整理を実施するにあたっては、
カメラのレンズをズームしたり、ズームアウトしたりして被写体にピントを合わせるように、柔軟な思考で視点を導入することがカギになるといえます。
 
 
 
 

問題解決の手がかりは、必ず対象の中にある。

 
佐藤氏はご自身の経験から、「問題解決の手がかりは、必ず対象の中にある」と断言されています。
 
「整理術」は、対象そのものにアプローチする方法であり、問題解決の手がかりをつかむことができるため、この前提を踏まえると非常に合理的だといえます。
 
わたしたちは決してアイデアマンである必要はないのです。
 
目の前の問題について、まるでお医者さんのように詳しく相手の状態を診察し、どのような治療法をとるべきかを判断する必要があるのです。
そして、適切な治療を行うことで問題解決が可能となるのです
 
 
その治療法として、「整理術」というのがまさにうってつけだと思いませんか?
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
今回は整理術についてお伝えしました。
少々、難しい話が続いたかもしれません。
 次回はもっと噛み砕いていきます。
 
 
次回は実際にどうやって「整理術」を行えば良いのか?
実践的な内容をまとめてお伝えしたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   (今回はこのへんでcoffee breakにしましょう☕️... (次編へ続きます)