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「過去」は単なる「解釈」にすぎない (前編1/2)

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「過去」というものは本当は存在しない

私たちは常に「いま」をいきている。

 

時間は有限であり、たった1秒前の「いま」でさえ、もう2度と私たちのもとへは帰ってくることはない。

 

私たちは過ぎ去った「いま」を「過去」と呼ぶ。

 

時間は取り戻せないが故に、「いま」という時間を自分が満足のいくものに彩ることに、人は一生懸命になる。

 

特に、「青春」という名の作品づくりに若い世代は生を見出している。

 

とはいえ、みんながみんな、その作品づくりに成功するわけではない。

 

何を持って成功と呼ぶのかは人によって違うだろう。

 

多くは自分が「いま」から1ヶ月前、1年前のことをふり返ったとき、その思い出なるものが満足できるものだったのか、否かが最終的な尺度になっているような気がする。というか、振り返るそのときには細かいことは忘れてしまっている。

 

だから結果的に満足だったかどうかだけが大事なのではないかという結論だ。少なくとも、私の感覚はそうである。

 

例えば、

満足できたとき、その過去に対して人はよく「あの時はよかったね」という。

 

満足できなかったとき、その過去に対して人はよく「今も後悔しているんだ」という。

 

 

問題は満足できなかったとき、だ。

 

 

よろしくないのは、「今も後悔している」の「今も」とあるように、過ぎ去った「いま」を「いま」この瞬間までひきずっているパターンだ

 

しかし、大事にひきずってきたその「過去」とやらは、ただの幻想に過ぎない。

 

 

「過去」は存在しない、あるのは「解釈」のみ

 

「自分はついていない...、家は貧乏だし、友達もいないし...」

 

「あー、あのときもっと必死に勉強していればこんなアホみたいな人生送っていないんだけどな...」

 

 

確かにこのような声のように、人それぞれ、自分の中に満足できない事実があるのは否めない。

 

しかし、過去に執着し続けても意味がないこともそれ同等の事実だ。なぜなら冒頭に述べたとおり、「過去」と呼んでいるものは2度と戻ってこないからだ。やりなおしが通用しないのである。

 

 

改めて、私たちが「過去」と呼んでいるものは一体なんなのだろう。

 

 

実は「過去」とは、「いま」の自分がその時点(にあった出来事や環境・状況)に対しておこなっている自己評価の結集、つまり「解釈」なのだ

 

そう、単なる「意味付け」にすぎない。

 

ここからは少し哲学的な話になるが、なぜそのような意味付けをおこなうのかをまずは考えよう。

 

答えはシンプルだ。

 

私たちは過ぎ去った「いま」を意味付けすることで、「いま」の自分を正当化しているのだ

 

例えば、家庭環境が貧乏で現在もその環境は変わっていない人物AとBがいたとしよう。

 

両者は「お金」の面で苦労することが多いだろうと予測がつく。

 

人物Aの口癖は「なんでいつも自分ばかりこんな目に...。ああ、自分が貧乏な家で生まれていなければこんなことにはならなかったのに....」だ。他人と自分を比べることが仕事であると言っても過言ではないほどそれが習慣になっており、口癖の数だけ自己嫌悪に陥っている。

 

一方で人物Bは「かっこいいな、あの人。自分もあの人のようになりたい!いますぐは難しいかもしれないけれど、いつかきっと追いついてみせる!」と自分を鼓舞している。憧れの人物に少しでも近づけるようハンデを乗り越え、一歩ずつ歩を進めようという勢いを感じる。

 

人物AとB、共に家庭環境に大差はない。しかし、今日まで積み重ねてきた「いま」への捉え方は、まったく正反対といえる。

 

人物Aは「いま」の自分の不幸の理由として「貧乏な家で生まれたから」と言っている。声の内容からして「いま」の自分を変えたいと願っているに違いない。

 

 

だが、残念ながらこの人物はしばらくはこのまま平行線であろう。

 

 

 

後編に続く...。

 

 

 

 (そろそろcoffee breakとしましょう...☕️)

 

 

※ 今回から文体を変更してお送りします。

※次回の更新は2019/03/22です、お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

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かつてなんとなく”ふと思ったこの声”が原点。

時を経てこの想いを体現したくなり、「せっかくだから実際に並べた本を誰かに読んでもらえるようにしよう」と構想を練って創り上げた場所がここ「BOOK&coffee」です。

 

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