BOOK&coffee

BOOK & coffee

読書世界の魅力を発信する秘密のアトリエ☕️

シンプル思考 -序盤(1/3)-

 

BOOK&coffeeへようこそ。

 

BOOK&coffeeでは、クリエイティブな活動に欠かせない素材を、”本”から集めだし、シンプルにまとめています。
 
読者の皆さんの”クリエイティブな活動を支えるしごと場”として、BOOK&coffeeがあります。
 
 
 
今回のテーマは「シンプル思考」です。
 
 
モノゴトをシンプルに考えるためのヒントをお伝えできればと思います。
 
 
 
 
 
 
取り上げる書籍は、
『シンプルに考える』
(著:森川 亮)[ダイヤモンド社]です。

f:id:K5-dax-impact:20190107021351j:plain

シンプルに考える (著)森川亮
 
 
 
 
 
 
目次 
<序盤(1/3)>
  • 考えると悩む
  • シンプルに考える
 <中盤(2/3)>
  • プロフェッショナル
  • 目的をもつ
  • 他者視点

<終盤(3/3)>

  • LINEというシンプル思考の産物
  • シンプル思考フレームワーク
 
 
 
 
 

考えると悩む

 
わたしたち人間は、生きていくうえで、さまざまな「もんだい」をかかえています。
 
例えば、受験や恋愛、仕事、友人関係など、その対象は、あげればキリがありません。
 
 
わたしたちはしばしば、そういったもんだいに、頭を悩ませつつも、
なかなか答えを出せずに、モヤモヤを募らせてしまいます。
 
 
考えているはずなのに、なかなか納得のいく答えにたどり着けないー。
 
 
なぜそうなってしまうのでしょうか?
 
 
「もんだい」に向き合っているご自身のすがたを想像してみてください。
 
そのとき、2種類の人にわかれます。
 
一方は、答えをきちんと導ける、問題解決力が高い人。
 
この人はここでお伝えするシンプルに考える方法を自然とおこなっている可能性が高い人です。
 
一方で、いつまでたっても、なかなかコレ!といえる納得解を出せない人がいます。
 
これに当てはまる方は、ここでお伝えする「シンプルに考える」を実行することで、問題解決力を磨くことができると思います。
 
 
これに該当する方の場合、
の中にある、たくさんの経験や知識のコレクションの中から、必死で「答え」を探そうとしている可能性が高いです。
 
 
この状態は、実は「考えている」"つもり"になっています。
もっと言えば、「悩んでいる」のです。
 
 
「考える」と「悩む」ー。
 
 
この2つは似ているようで、まったく違う作業なのです。
 
ここで2つが異なる、といえるポイントは ”頭の使いかた” にあります。
 
この違いを、一度整理してみましょう。
 
 
 
ここでまずは、著者の森川氏の意見を紹介します。
 
悩むとは、なんとなく「あれも大事、これも大事」と迷っていること。結局、何も決められず、行動に移すことができません。あるいは、「あれもこれも」と力を分散させてしまう。
しかし、結局、人間が一度にできることはひとつだけ。結果を出すためには、ひとつのことに全力を集中させなければなりません。
ー大切なのは「考える」こと。人が悩むのは、「表面的な価値」に惑わされているからです。だから、「何が本質か?」を考え尽くさなければなりません。(本書P3より)
 
 
次に、この意見を表にまとめてみます。
 
 
 
 
表を簡単に解説します。
対象事象とは、思考の対象のことです。
 
リソース(資源)とは思考に使うエネルギーがどうなるか、つまり"状態"を示しています。
 
思考結果とは、その時の頭の使いかたがどうなっているかを表しています。
 
 
以上を整理してみます。
 
 
▷考える
→「自分に問いを投げることで、もんだいの答えを導くこと」といえます。
 
つまり、もんだいを解決するにあたっての、もっとも大事なポイント(本質)を、
自分に質問をしていくことで見つけ出す作業だといえます。
 
 
▷悩む
→「(もんだいの答えが見つからず)精神的な苦痛を感じること」といえます。
 
「考える」との大きな違いは2つです。
 
1つは
”答えを、今ある情報(表面的価値)の中から探そうとしていること”、
 
もうひとつは、
”最終的にメンタルを崩す作業をおこなっている(自分の体力や時間などのリソースの分散が生じている)”ということです。
 
 
つまり、わたしたちは”もんだい”を解決するにあたり、「考える」必要が、前提としてあります。
 
裏を返せば、悩んでいる状態だと答えはいつまでたっても出てこないというわけです。
 
 
このとき、一番大事なことが、「本質」を見つけることにあります。
そのための鍵(かぎ)となるのが、「問いを立てる力」だとまとめられます。
 
本書ではここを総称して「シンプルに考える」と表現しています。
 
 
 
 

「シンプルに考える」

 
 
シンプルに考える」とは、
 
『何が本質か?』を考えつくす」ということです。
 
 
これは、著者の森川 亮(もりかわ あきら)氏の信条そのものでもあります。
本書のタイトルになっていることにも納得がいきます。
 
※森川亮氏は、LINE株式会社の元代表取締役社長(CEO)で、現在はC Channel株式会社代表取締役社長として活躍されています。
(C Channel株式会社:https://corp.cchan.tv/
 
 
考え尽くす、とあるように、「シンプルに考える」上で大事なことは、
もんだいの”本質”がくっきりと見えるまで、思考をし続けることにあります。
 
 
例えばこれは恋愛と同じようなものではないでしょうか?
 
あなたが、好きな人ができたという ”もんだい” を抱えたとします。
 
ではいったい何が”もんだい”なのでしょう?
このとき、自分に質問をすると思います。
 
「なんで彼女(彼)のことを好きになったんだっけ?」といったようにー。
 
このような「なぜ」を自分に投げていくことで、
自分がどのように”もんだい”を捉えているのかがクリアになってくるわけです。
 
そしていきつく答えは、”カタオモイ”といったところでしょうか。
 
ここがひっかかりになっているのだ、と本質を見つけるわけです。
 
”もんだい”がはっきりしたところで、ではカタオモイを解決するためには、どうすればいいでしょう?
 
そうです、「告白」して好きだという気持ちを相手に伝える必要がでてきます。
 
これがまた、新たな”もんだい”になるわけです。
多くの人は、ここで相手のことを改めて品定めするかもしれません。
 
「彼女のことを支えてあげられるのは俺しかいない!」
「彼の優しいところが好きだけど、最近、女々しくて面倒かも…」などなど。
 
片思いした相手を好きになってしまった自分を、改めて見つめ直す問いを自分に投げるわけです。
 
そして、これを解決するために告白する、告白しないの決断に至ります。
 
 
恋愛の例をあげてみましたが、ここから大事なことが読み取れます。
 
シンプルに考えるために大事なポイントです。
 
それは、「行動」です。
 
 
何のためにわたしたちは「シンプルに考える」必要があるのか? という”そもそも”を考えたとき、
 
それは、抱えている”もんだい”を解決するために「行動する」ことにあるのです。
 
 
”もんだい”は解決すべき事象として自分の中にモヤモヤと住みつづけます。
 
 
わたしたちはそのモヤモヤを嫌うため、どうにかしてそのモヤモヤを取り払いたいわけです。
 
 
そのために、思考をめぐらせ、解決すべき手段(行動)を導き出しているのです。
 
 
恋愛の場面だと、
シンプルに考えられない人は、いつまでもウジウジと悩んで、どんどん自分の胸を苦しめていきます。
 
 
シンプルに考えられる人は、愛すべきパートナーができた・できなかった、のどちらかはっきりとした事実が残り、”もんだい”はすっかり解決できる。
 
 
「シンプルに考える」ー。
 
この方法が魅力的に映るのは、単純で明快な答えをわたしたちに与えてくれることにあります。
 
 
 
 
 
(今回はこのへんでcoffee breakにしましょう☕️... (次編へ続きます))